大阪桃谷でプロが教える少人数制の和食料理教室(日本料理)

プロが料理するちょっとしたコツ、そのひと手間が、料理を劇的に変えています。

盛り付けについて

講師の中野です。

桜の季節になりましたね!生徒様も花見や行楽など楽しみな季節ですね。
今日は、料理の盛り付けについて、プロのうんちくを少し読んでいただきたく思います。

盛り付けにも、もちろん基本はあるんですよ。
丸・三角・四角・五角といった具合です。経験+センスは言うまでもありませんが・・・食材、料理名を決めた時点で2つ3つ頭の中で器の候補を挙げておき、べた盛りせず立体的にすることを心がけます。

そして、これはあたりまえすぎて気づきにくいのですが、日本はお箸の国です。お箸にもマナーがありますよね。
そのマナー違反をなるべくさせないように心がけるのも、和食の盛り付けで重要なことなんです。左利きの方には申し訳ないのですが、必ず右利きに合わせて盛り付けします。(こんなところで民主主義が・・・。)
そして日本料理は女性にものすごく気を使っています。噛み戻しをさせない工夫や、着物の袖を汚さないように配慮されて盛り付けられているのも和食の特色だと、私は思っています。

女性が最も優雅に食する姿を浮かべ、なおかつ季節を感じさせ、マナーを知らず知らずに守らせて、眼を楽しませるのが盛り付けです。

まだまだ他にも・・・
盛り付けは遠山であること。
日本の山河や海、山、川、里を偲んで、なおかつ自分のセンス、個性を表現出来る物でなければなりません。
マナーを盛り付けによってカバーする、日本の景色やふる里の情景を思い起こさせる、食べやすく盛り付ける、食材に季節が感じられるなど、器にもよりますが、これらの条件を満たして、はじめて盛り付けなのです。

洗い物が少ない、使い捨て、忙しい現代ではそれも理解出来ますが、日本料理・和食の伝統は生徒様の思いにて紡いで欲しいと思っております。
家庭での料理は、栄養・食べやすさ・味・簡単であること、そして盛り付けの順番でしょうか?
確かに良い器は高いし、置く場所にも困ります。
ですが、器・焼物の文化も食文化とは切り離せないのです。プロの職人は、この器に負けないように腕を磨くことが肝要だと心に留め、精進することです。

話はそれましたが、
盛り付けとは、子供からお年寄りまで、マナーや食べやすさを考えながら自分を表現することです。
器の値段で決まるものではありません。

かなり話が硬くなってしまいました。

要は、盛り付けの心得とは、第一に食べやすいことです。それには多少の技術を要しますが、食べやすくすることで、魚嫌いの子供も減るでしょう。そしてお母様が台所で奮闘している姿にもいずれ気がつくことでしょう。盛り付けとは、小手先ではありません。私なりに言わせてもらうと、食べる人ありき、なのです。その先に、季節感やセンスのある盛り付けがあるのです。

生徒様も二週間に一度くらいセンスを磨かれてはいかがでしょうか?

今日もこれにて閉店です。

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