講師の中野龍一です。
まだまだ寒い日が続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
久々ですので、何を書こうかと考えていましたが
今日は、最近読んだ食品添加物の本のことを書きたいと思います。
私が読んだのは、2005年第1刷発行「食品の裏側 / 安部司 (東洋経済新報社)」です。この本によると、添加物の黄金トリオは塩化ナトリウム、化学調味料、たんぱく加水分解物だそうで、このトリオに色、エキスを加えると、出せない味は無いとまで書かれていました。ラーメン、スナック菓子、全ての加工食品です。いかに私たちが大量の添加物を摂取しているかという事実は衝撃的です。
私の話になりますが、子供時代は貧しく、菓子などはあまり与えてもらった記憶がありません。いつも山のものや畑のものを失敬しておやつ代わりにしていました。そして15歳から職人を目指し、料理に携わるようになりました。調理場では見習いと2~3年の兄貴分とで食事(まかない)を作り、先輩方に批評してもらい、皆で食べます。幸か不幸かはその人なりですが、私を取り巻く環境が、添加物をあまり摂取出来ない状況であったことは確かです。
日本料理界での修行はとてもつらいものです。1日16~18時間調理場に居る時もあり、いつ眠るんだ・・・と思うときもありました。それでも今振り返ってみると、天然物、鮮度の良いもの、先輩方が作るプロの味を毎日食べさせて頂いたことはとても幸せな事だと思います。
そうは言っても、添加物を取らないで現代の日本の食生活が成り立たないのも現実です。
私も、ごくたまにインスタントラーメンは食べますが、食べたあとはものすごく喉が乾きます。犬にドッグフードを与えるときは、たっぷりの水を添えて下さい、と書いてあるのに似ています。
やはり出来るだけ手作りで、素材の力に頼り、調味料を控えた身体に良い食事を心がけましょう。
では、素材の力とは何か?
私の教室では、素材の持ち味についても少しお教えしています。過去にも何度も書いていますが、素材との対話です。誰かの歌に(稽古不足を幕は待たない 恋はいつでも初舞台)という歌詞がありましたが、恋愛と違って素材とは何度でも対話出来ます。初めての食材はもちろん初舞台ですが。
食材の調理法は様々ですが、どこか恋愛に似ています。ちゃんと手順をふまえ、相手に合わせないとゴールイン出来ないし、理解していないと、その後の生活(料理)にも影響が出ます。恋愛には時間をかけても調理には時間をかけないというのは間違いです。食材、恋愛にも時間がかからない事もありますが、たいていは時間がかかると心づもりした方がいいでしょう。そして、下ごしらえ、下処理は丁寧にすること。この作業が85%くらい出来上がりを左右します。鍋に入ったり、コンロにのってからでは遅いのです。先ほどの歌詞の通り、幕があがってからでは遅いということです。恋愛にはアドリブが効いても、物言わぬ食材は、香りや味にそれがそのまま出ます。
皆様も正しい調理法を身につけ、添加物を控えた食事を採り、身体に良い生活を送られることを願っております。
今日はこれにて閉店!
まだまだ寒い日が続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
久々ですので、何を書こうかと考えていましたが
今日は、最近読んだ食品添加物の本のことを書きたいと思います。
私が読んだのは、2005年第1刷発行「食品の裏側 / 安部司 (東洋経済新報社)」です。この本によると、添加物の黄金トリオは塩化ナトリウム、化学調味料、たんぱく加水分解物だそうで、このトリオに色、エキスを加えると、出せない味は無いとまで書かれていました。ラーメン、スナック菓子、全ての加工食品です。いかに私たちが大量の添加物を摂取しているかという事実は衝撃的です。
私の話になりますが、子供時代は貧しく、菓子などはあまり与えてもらった記憶がありません。いつも山のものや畑のものを失敬しておやつ代わりにしていました。そして15歳から職人を目指し、料理に携わるようになりました。調理場では見習いと2~3年の兄貴分とで食事(まかない)を作り、先輩方に批評してもらい、皆で食べます。幸か不幸かはその人なりですが、私を取り巻く環境が、添加物をあまり摂取出来ない状況であったことは確かです。
日本料理界での修行はとてもつらいものです。1日16~18時間調理場に居る時もあり、いつ眠るんだ・・・と思うときもありました。それでも今振り返ってみると、天然物、鮮度の良いもの、先輩方が作るプロの味を毎日食べさせて頂いたことはとても幸せな事だと思います。
そうは言っても、添加物を取らないで現代の日本の食生活が成り立たないのも現実です。
私も、ごくたまにインスタントラーメンは食べますが、食べたあとはものすごく喉が乾きます。犬にドッグフードを与えるときは、たっぷりの水を添えて下さい、と書いてあるのに似ています。
やはり出来るだけ手作りで、素材の力に頼り、調味料を控えた身体に良い食事を心がけましょう。
では、素材の力とは何か?
私の教室では、素材の持ち味についても少しお教えしています。過去にも何度も書いていますが、素材との対話です。誰かの歌に(稽古不足を幕は待たない 恋はいつでも初舞台)という歌詞がありましたが、恋愛と違って素材とは何度でも対話出来ます。初めての食材はもちろん初舞台ですが。
食材の調理法は様々ですが、どこか恋愛に似ています。ちゃんと手順をふまえ、相手に合わせないとゴールイン出来ないし、理解していないと、その後の生活(料理)にも影響が出ます。恋愛には時間をかけても調理には時間をかけないというのは間違いです。食材、恋愛にも時間がかからない事もありますが、たいていは時間がかかると心づもりした方がいいでしょう。そして、下ごしらえ、下処理は丁寧にすること。この作業が85%くらい出来上がりを左右します。鍋に入ったり、コンロにのってからでは遅いのです。先ほどの歌詞の通り、幕があがってからでは遅いということです。恋愛にはアドリブが効いても、物言わぬ食材は、香りや味にそれがそのまま出ます。
皆様も正しい調理法を身につけ、添加物を控えた食事を採り、身体に良い生活を送られることを願っております。
今日はこれにて閉店!



